申し送りが怖い看護師へ

ナースの逃げ道編集部
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申し送りの時間が近づくと、急に喉が詰まる。

メモは取っている。
確認もした。
伝えることも、頭の中では何となく分かっている。

それでも、先輩の前に立つと、

「何から言えばいいんだろう」
「突っ込まれたら答えられるかな」
「また分かりにくいって思われるかも」

と考えてしまい、必要以上に緊張することがあります。

申し送り前に緊張しながら確認事項を見返すイメージ
まよいナース
まよいナース

申し送りが近づくと、それだけで緊張します…。何を聞かれるか怖いです。

結論から言うと、申し送りが怖い時は、「話すのが苦手だから」と片づけず、伝える内容の整理・質問される怖さ・職場の空気のどれが強いのかを分けて考えることが大切です。

申し送りが怖い理由は、単なる説明力の問題とは限りません。

・何をどこまで伝えればよいか迷う
・質問に詰まるのが怖い
・責められるような空気を感じる
・先輩の反応を見ながら話してしまう

こうした負担が重なると、毎回の申し送りが大きなストレスになります。

この記事では、申し送りが怖い看護師に向けて、怖さの正体を整理し、準備で軽くできる不安と、環境の問題として見直した方がよい不安を分けて考えます。

この記事で分かること

・申し送りが怖くなる理由
・準備不足だけでは説明できない不安の正体
・質問される怖さや職場の空気の整理
・申し送り前にできる小さな準備
・怖さが続く時に働き方を見直す目安

申し送りが怖いのは、話すのが苦手だからだけではない

申し送りは、ただ今日あったことを順番に話す時間ではありません。

次の勤務者が患者さんを安全に引き継げるように、

・状態変化があったか
・引き続き注意が必要なことは何か
・次の勤務で確認してほしいことは何か

を短時間で伝える場面です。

だからこそ、経験が浅い時や忙しい勤務の後は、

「情報を落としていないか」
「順番が変ではないか」
「相手が知りたいことを伝えられているか」

が気になりやすくなります。

さらに、申し送りの場で質問されたり、強い口調で返された経験があると、次からは内容そのものよりも「また何か言われるかも」という怖さが先に立つこともあります。

みち先輩
みち先輩

申し送りが怖い時は、「説明が下手な自分」の問題だけでなく、「怖くなる経験や空気」が重なっていないかも見てください。

怖さの原因を分けると、準備で変えられることと、環境の問題として考えた方がよいことが見えやすくなります。

申し送りが怖くなる理由を3つに分ける

申し送りが怖い時は、次の3つが重なっていることが多いです。

申し送りが怖くなる3つの理由

・何をどこまで伝えるか整理できていない
・質問されると責められているように感じる
・職場の空気や相手の反応が怖い

1. 何をどこまで伝えるか整理できていない

申し送りで詰まりやすいのは、情報がない時だけではありません。

むしろ、

・伝えたいことが多すぎる
・どれが重要か判断しにくい
・時系列で話すうちに要点がぼやける
・患者さんごとに頭が切り替わらない

という時に、途中で自分でも何を言いたいのか分からなくなりやすいです。

この不安は、話し方だけでなく、申し送り前の整理の仕方で少し軽くできることがあります。

2. 質問されると責められているように感じる

申し送り中に質問されるのは、患者さんの状態を正確に引き継ぐために必要な場面もあります。

でも、緊張している時は、

「なんで確認してないの?」
「そこまで見てないの?」
「結局どういうこと?」

と受け取ってしまい、質問そのものが怖くなることがあります。

一度強く詰められた経験があると、次からは質問される前に身構えてしまい、かえって言葉が出にくくなることもあります。

3. 職場の空気や相手の反応が怖い

申し送り自体より、誰に送るかで怖さが変わる人もいます。

・特定の先輩に送る時だけ緊張する
・反応が薄いと「伝わっていない」と焦る
・ため息や遮り方が気になってしまう
・短く伝えても、詳しく伝えても何か言われる気がする

こうした状態なら、申し送りの技術だけでなく、人間関係や病棟の空気そのものが怖さを強めている可能性があります。

まよいナース
まよいナース

同じ内容でも、送る相手によって緊張の強さが全然違います…。

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準備で軽くできる不安と、環境として見た方がいい不安

申し送りが怖い時は、すべてを同じ不安として抱えず、

・準備で少し下げられる不安
・自分だけでは変えにくい環境の不安

に分けて考えると整理しやすいです。

準備で少し下げやすい不安

・伝える順番が毎回ばらつく
・要点が多くなりすぎる
・申し送りメモが見返しにくい
・聞かれそうな観察項目を事前に確認できていない

このあたりは、メモの作り方や、最初に結論を置く意識で少し落ち着きやすくなることがあります。

環境として見た方がいい不安

・人前で強く責められることがある
・質問というより詰問に近い雰囲気がある
・特定の人に送る時だけ極端に緊張する
・何を伝えても否定される感覚がある
・緊張で涙や吐き気が出るほどつらい

この場合は、「もっと上手に申し送れるようになれば解決」とは限りません。

伝え方の工夫は大切ですが、職場の空気や指導のされ方が強い負担になっているなら、そこも切り分けて見てよいです。

みち先輩
みち先輩

「私が慣れればいい」と全部抱えず、準備の問題なのか、空気の問題なのかを分けて大丈夫です。

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申し送り前にできる小さな整理

申し送りの怖さをゼロにするのは難しくても、毎回の混乱を少し減らす準備はできます。

ポイントは、すべてを完璧に説明しようとするより、次の勤務者が困らないために必要な情報を先に出すことです。

申し送り前に整理したい3つ

・今日変化があったこと
・次の勤務でも見てほしいこと
・まだ終わっていないこと、確認が必要なこと

1. 最初に「今日一番伝えること」を決める

情報が多い患者さんほど、最初の一言を決めておくと話しやすくなります。

たとえば、

・「午後から発熱があり、解熱剤使用後の経過観察が必要です」
・「転倒リスクが上がっており、トイレ移動時の見守りを強めています」
・「食事量が落ちており、次勤務でも摂取量を見てほしいです」

のように、最初に結論を置くと、その後の説明もつなげやすくなります。

2. 時系列より「重要度」で並べる

朝から起きたことを順番に全部話そうとすると、途中で要点がぼやけることがあります。

申し送りでは、

・今一番注意が必要なこと
・次の勤務で継続して見てほしいこと
・補足として伝えること

の順で置く方が、自分も相手も整理しやすいです。

3. 聞かれた時は、全部答え切ろうとしない

質問された時に焦ると、分からないことまで無理に答えようとしてしまうことがあります。

でも、確認できていないことは、

「そこは今すぐ確認します」
「記録で確認して補足します」

と伝えた方が、安全です。

申し送りで大切なのは、完璧に見せることではなく、次の勤務につながる情報を曖昧にしないことです。

相談できる相手と落ち着いて話すことを考えるイメージ

怖さが続くなら、職場の環境も見直していい

少し整理して準備すれば、申し送りの不安が軽くなる人もいます。

一方で、

・準備しても毎回強く萎縮する
・特定の人の前だけ極端に言葉が出なくなる
・質問ではなく責められている感覚が強い
・勤務前から申し送りの場面を考えて苦しくなる

なら、申し送りが苦手なのではなく、その職場で安心して情報共有しにくい状態になっている可能性もあります。

病棟で働く以上、申し送りや報告は避けにくい場面です。

だからこそ、そこが毎回強い恐怖になっているなら、

・相談できる先輩がいるか
・上司に困っていることを共有できるか
・今の病棟の雰囲気が自分に合っているか
・働く場所を変えたら負担が減る余地があるか

も見てよいです。

みち先輩
みち先輩

申し送りのたびに怖くなる環境なら、「私の説明力だけの問題」と決めつけず、相談や働き方の整理まで考えて大丈夫です。

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申し送りの前後に涙が出る、吐き気や動悸がある、職場で強い威圧感や責められる怖さが続く場合は、一人で抱え込まないことが大切です。職場の相談先や外部の相談窓口、必要に応じた専門家への相談も考えてください。

よくある質問

Q
Q. 申し送りが怖いのは、看護師に向いていないからですか?

A. そうとは限りません。申し送りは、情報整理・短時間での説明・相手からの確認が重なる場面なので、緊張しやすい人もいます。まずは何が一番怖いのかを分けて考えてみてください。

Q
Q. 申し送りで質問されると固まってしまいます。

A. 質問にすぐ答えなければと焦るほど、言葉が出にくくなることがあります。確認が必要な内容は、「確認して補足します」と伝えて大丈夫です。曖昧に答えるより、安全に引き継ぐことを優先してください。

Q
Q. 準備しても申し送りが怖い時はどうすればいいですか?

A. メモの整理や伝える順番を工夫しても怖さが強く続くなら、職場の空気や相手の反応が大きな負担になっている可能性もあります。相談できる人がいるか、今の環境が自分に合っているかも考えてよいです。

まとめ:申し送りの怖さは、準備と環境を分けて考える

申し送りが怖い時は、

・何をどこまで伝えるか迷うのか
・質問されることが怖いのか
・職場の空気や相手の反応が怖いのか

を分けて見てみてください。

伝える順番やメモの作り方で、少し楽になる不安もあります。

一方で、準備しても毎回強く萎縮するなら、自分だけの努力で解決しようとしすぎなくて大丈夫です。

相談できる人がいるか。
今の病棟の空気が自分に合っているか。
環境を変えたら働きやすくなる余地があるか。

そこまで含めて整理してよい悩みです。

みち先輩
みち先輩

申し送りが怖い時は、「上手く話せるようになる」だけでなく、「安心して伝えられる環境か」も見てください。

怖さを抱えたまま毎日耐えるより、まずは何が怖いのかを言葉にするところから始めましょう。

スマホを見ながら今後の働き方を考える女性のイメージ

今すぐ転職を決めなくても、今より相談しやすい職場や、職場の空気が合いやすい環境があるか見ておくだけで、これからの判断材料になります。

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みち先輩
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ナースの逃げ道 案内役
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