子どもの急な発熱で休むのが申し訳ない看護師へ
子どもが急に発熱して、仕事を休まないといけない。
本当はそばにいてあげたい。病院にも連れて行きたい。看病が必要なのも分かっている。
それなのに、職場へ連絡する前から「また迷惑をかける」「人が足りないのに申し訳ない」と胸が重くなる。
子どもの心配と、職場への申し訳なさで、朝から気持ちがぐちゃぐちゃになってしまう看護師さんもいると思います。


子どもが熱を出すたびに、職場へ連絡するのがつらいです…。休むしかないのに、申し訳なくてしんどくなります。
結論から言うと、子どもの急な発熱で休むのが申し訳ないと感じるのは、あなたが悪いからではありません。
看護師の仕事は、急に休みにくい場面が多い仕事です。受け持ち、病棟の人員、夜勤、処置、入退院対応などがある中で休むことに、罪悪感を持ってしまうのは自然です。
でも、子どもの体調不良は、親の努力だけでコントロールできるものではありません。
この記事では、子どもの急な発熱で休むのが申し訳ない看護師さんに向けて、罪悪感を抱えすぎない考え方、職場・家庭・制度・勤務条件の分け方、働き方を見直す目安を整理します。
・子どもの急な発熱で休む時の罪悪感の整理
・職場への申し訳なさを一人で抱えすぎない考え方
・急な休みがつらくなる理由
・職場・家庭・制度・勤務条件に分ける視点
・求人を見る前に確認したい条件
子どもの発熱で休むのが申し訳ないのは、責任感があるから
子どもが熱を出した時、すぐに「職場に何て言おう」と考えてしまうことがあります。
本当は、まず子どもの体調を見たい。
病院に連れて行くか、家で様子を見るか、保育園や学校に連絡するかを考えたい。
それなのに、頭の中では「今日の受け持ちは誰が見るんだろう」「代わりに誰かが出るのかな」「師長に嫌な顔をされないかな」と職場のことも浮かんでしまう。
これは、あなたが無責任だからではありません。
むしろ、職場のことも、患者さんのことも、子どものことも考えているからこそ、苦しくなっています。
子どもの発熱で休む時の申し訳なさは、責任感がある人ほど強くなりやすいです。

申し訳ないと思う気持ちは自然です。でも、子どもの体調不良まで「自分のせい」にしなくて大丈夫です。
子育てと仕事の両立そのものがつらい場合は、子育てと仕事の両立がつらい看護師への記事でも、勤務・家事・育児の負担を分けて整理しています。
急な休みがつらくなる理由を分ける
子どもの発熱で休む時のつらさは、「休むこと」だけではありません。
職場への申し訳なさ、家庭内の負担、制度の分かりにくさ、勤務条件の合わなさが重なることで、罪悪感が大きくなります。
| つらさの原因 | 起こりやすいこと | 見直したいこと |
|---|---|---|
| 職場への申し訳なさ | 人手不足の中で休むことに罪悪感がある | 急な休みを相談しやすい体制か |
| 家庭内の負担 | 自分ばかり休んでいるように感じる | 家族と分担できる余地があるか |
| 制度の分かりにくさ | 何の休暇が使えるのか分からない | 就業規則や職場の相談先を確認する |
| 勤務条件の合わなさ | シフト・残業・夜勤が子育てと噛み合わない | 働き方そのものが家庭状況に合っているか |
子どもの発熱は、急に起こります。
前日の夜までは元気だったのに、朝になって熱がある。保育園や学校から「お迎えに来てください」と連絡が来る。感染症の可能性があり、登園・登校できない。
こういう時に休みが必要になるのは、親の段取り不足ではありません。
ただ、看護師の職場は急な欠勤の影響が見えやすいからこそ、申し訳なさが大きくなります。
「休むしかない日」と「働き方を見直すサイン」を分ける
子どもの発熱で休む時、毎回「こんな職場で働き続けていいのかな」と悩んでしまうことがあります。
でも、1回休んだからといって、すぐに転職を考える必要はありません。
まずは、「今回は休むしかない日」なのか、「この働き方自体が子育てと合わなくなっているサイン」なのかを分けてみてください。
| 状態 | 考え方 |
|---|---|
| たまに子どもの発熱で休む | 子育て中なら起こりうること |
| 休むたびに強く責められる | 職場の相談しやすさを見直したい状態 |
| 毎回、自分だけが休んでいる | 家庭内の分担も整理したい状態 |
| 残業や夜勤で家庭が回らない | 勤務条件とのズレが大きい可能性 |
| 子どもの体調不良があるたびに退職が浮かぶ | 働き方そのものを見直してよいサイン |
大切なのは、「休んだ自分が悪い」で終わらせないことです。
休むたびに罪悪感でいっぱいになるなら、何が一番つらいのかを分けてみる必要があります。
職場が休みにくいのか。家族の分担が偏っているのか。勤務時間や夜勤が家庭と合っていないのか。制度や相談先が分からないのか。
そこを分けると、「自分がもっと我慢する」以外の選択肢が見えやすくなります。
職場への連絡は、必要なことを短く伝える
子どもの発熱で休む時、職場への電話が一番しんどいという人もいます。
申し訳なさが強いと、必要以上に謝り続けたり、説明しすぎたりして、さらに疲れてしまうことがあります。
職場への連絡では、まず必要なことを短く伝えることを意識してよいです。
・子どもが発熱して出勤が難しいこと
・受診予定や登園・登校できない状況
・今日休む必要があること
・勤務への影響について申し訳なく思っていること
・必要なら、引き継ぎ事項や確認事項
もちろん、職場ごとに連絡ルールは違います。
電話が必要な職場もあれば、師長やリーダーへの連絡方法が決まっている職場もあります。
大事なのは、申し訳なさを全部言葉にして背負い続けることではなく、必要な情報を伝えることです。
「休んでしまって申し訳ありません。子どもが発熱しており、本日は出勤が難しいです。必要な引き継ぎがあればお伝えします。」くらいでも、まず必要な連絡としては十分な場合があります。
家庭内で「誰が休むか」を一人で抱えすぎない
子どもの発熱時に、毎回自分だけが休む流れになっていると、だんだん苦しくなります。
もちろん、家庭によって事情は違います。
パートナーの仕事、祖父母の距離、病児保育の有無、子どもの年齢、収入面、職場の休みやすさ。
いろいろな条件があるので、単純に「交代で休めばいい」とは言えません。
ただ、毎回あなた一人が職場へ謝り、家庭の調整もして、看病もしているなら、負担が偏っている可能性があります。
・発熱時に誰が最初に対応するか
・午前だけ、午後だけで交代できるか
・病院受診と看病を分けられるか
・病児保育や祖父母など頼れる先があるか
・自分だけが休む前提になっていないか
家庭内の分担を話し合う時は、「私ばかり休んでいる」と責めるより、「急な発熱の時に、どう分担するか決めておきたい」と話す方が共有しやすいです。
子どもの発熱は、急に起こるからこそ、元気な時に決めておく方が現実的です。
保育園送迎や勤務時間とのズレも重なっている場合は、保育園送迎と勤務が合わずつらい看護師への記事でも、シフト・残業・通勤の整理をしています。
制度や職場ルールは、元気な時に確認しておく
子どもが熱を出した当日は、考えることが多すぎます。
受診、職場連絡、保育園や学校への連絡、家族への共有、薬、食事、看病。
そのタイミングで、休暇制度や就業規則まで調べるのはかなり大変です。
だからこそ、子どもが元気な時に、次のようなことを確認しておくと少し安心です。
| 確認したいこと | 見る場所・相談先 |
|---|---|
| 子どもの体調不良時に使える休暇 | 就業規則、人事、総務、師長 |
| 有休や子の看護等休暇の扱い | 職場の規定、人事・総務 |
| 急な欠勤時の連絡ルール | 病棟ルール、師長、リーダー |
| 半休や時間単位で休めるか | 就業規則、勤務表作成者 |
| 急なお迎え時の早退ルール | 師長、人事、病棟内ルール |
制度は、職場によって運用や確認先が違うことがあります。
「使っていいのか分からない」「誰に聞けばいいか分からない」状態だと、急な発熱のたびに不安が大きくなります。
分からない場合は、師長だけでなく、人事・総務・就業規則なども確認しておくと安心です。
急な休みが毎回つらいなら、勤務条件を見直してよい
子どもの発熱でたまに休むこと自体は、子育て中なら起こりうることです。
ただ、毎回強い罪悪感がある。職場に連絡するたびに苦しくなる。休んだ後に居場所がなくなるように感じる。
そういう状態が続くなら、今の勤務条件が子育てと合っているかを見直してもよいです。
特に、夜勤、残業、急な早退のしにくさ、土日祝勤務、通勤時間が重なると、子どもの体調不良時の負担は大きくなります。
夜勤を続けるか悩んでいる場合は、夜勤なしに変えたい看護師への記事でも、日勤だけにする前に考えたい条件を整理しています。
求人を見る前に確認したい条件
子どもの発熱で休むたびに苦しくなると、「もっと休みやすい職場に変えたい」と思うことがあります。
その感覚は、無理に消さなくて大丈夫です。
ただし、求人を見る時は、「子育てに理解あり」と書かれているかだけで判断しない方が安全です。
実際に続けやすいかどうかは、勤務時間、残業、急な休みの相談しやすさ、同じような子育て中スタッフの有無、通勤時間などを合わせて見た方が分かりやすいです。
・急な休みを相談しやすい職場か
・残業が多すぎないか
・保育園や学校から呼び出された時に動ける距離か
・夜勤やオンコールの有無
・子育て中のスタッフがいるか
・時短勤務や日勤中心の相談ができるか
求人を見る前に条件を整理したい場合は、こちらの記事で優先順位の決め方をまとめています。

また、子育てと勤務の両立全体を見直したい場合は、こちらの記事も合わせて読むと整理しやすいです。

よくある質問
- Q. 子どもの発熱で休むのが申し訳ない時、どう考えればいいですか?
-
A. 申し訳ない気持ちが出るのは自然です。ただ、子どもの発熱は親の努力だけで防げるものではありません。自分を責め続けるより、職場への連絡、家庭内の分担、使える制度、勤務条件に分けて考えることが大切です。
- Q. 急な休みが続くと、職場に居づらくなります。
-
A. 急な休みが続くと、申し訳なさや居づらさが強くなることがあります。まずは、休む理由を必要な範囲で伝え、制度や連絡ルールを確認しましょう。それでも毎回強い圧を感じるなら、職場の相談しやすさや勤務条件を見直してよいです。
- Q. 子どもの体調不良で休みにくい職場なら、転職した方がいいですか?
-
A. すぐに転職と決める必要はありません。まずは今の職場で使える制度、勤務調整、家庭内の分担を確認しましょう。それでも急な休みのたびに強い罪悪感があり、子育てとの両立が難しいなら、勤務条件を重視して外の選択肢を見るのも一つです。
まとめ:子どもの発熱で休む申し訳なさを、一人で抱えすぎなくていい
子どもの急な発熱で休む時、職場に申し訳ない気持ちになるのは自然です。
看護師の仕事は急に休みにくく、人手不足や受け持ちのことを考えると、罪悪感が出やすい仕事です。
でも、子どもの体調不良は、親の努力だけで完全に防げるものではありません。
大切なのは、休む自分を責めることではなく、職場・家庭・制度・勤務条件に分けて整理することです。
職場への連絡は、必要なことを短く伝える。
家庭内で、誰がどう対応するかを話し合う。
使える制度や職場ルールを、元気な時に確認しておく。
それでも毎回つらいなら、今の勤務条件が子育てと合っているかを見直して大丈夫です。

子どもの発熱で休むたびに、自分だけを責めなくて大丈夫です。休みやすさも、子育て中に働き続けるための大事な条件です。
まずは、今の地域に子育てと両立しやすい求人があるか見るだけでもOKです。応募するかどうかは、休みやすさ・勤務時間・家庭との相性を整理してから決めれば大丈夫です。
参考情報
この記事では、子どもの体調不良時に使える休暇制度を確認するため、厚生労働省の「子の看護等休暇」に関する情報を参考にしています。





