師長に相談しづらい時

ナースの逃げ道編集部
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師長に相談したいことはある。

人間関係がつらい。
今の病棟を続けるのが苦しい。
異動のことも少し考えている。

でも、いざ話そうとすると、足が止まる。

「こんなことで相談していいのかな」
「大ごとにされたらどうしよう」
「結局、頑張るしかないって言われそう」

そう考えているうちに、相談できないまま何週間も過ぎてしまうことがあります。

上司に相談するか迷い不安を抱える看護師のイメージ
まよいナース
まよいナース

師長に相談した方がいいのは分かるけど、何をどう言えばいいか分からなくて止まります…。

結論から言うと、師長に相談しづらい時は、「相談できない自分が悪い」と責めず、何を相談したいのか・何が怖くて止まるのか・師長以外の相談先も使えるかを整理して大丈夫です。

師長は職場の上司であり、勤務や人間関係、今後の働き方について相談先になりうる存在です。

ただ実際には、

・忙しそうで声をかけにくい
・相談したら評価に影響しそうで怖い
・辞めたい、異動したい気持ちを知られるのが不安
・うまく説明できず、軽く流されそう

と感じて、話しかけるだけでも大きなハードルになることがあります。

この記事では、師長に相談しづらい看護師に向けて、相談をためらう理由、話す前に整理したいこと、師長以外の相談先も含めた考え方をまとめます。

この記事で分かること

・師長に相談しづらくなる理由
・相談前に整理しておきたいこと
・何をどこまで話せばいいかの考え方
・師長以外の相談先を持つ意味
・相談しても苦しさが変わらない時の選択肢

師長に相談しづらいのは、弱いからではない

相談した方がいいと頭では分かっていても、上司に自分のしんどさを話すのは簡単ではありません。

特に、

・人間関係がつらい
・今の病棟が合わない
・辞めたい気持ちがある
・異動を考えている

という話は、口に出した瞬間に何かが動きそうで怖くなります。

また、師長との距離感やこれまでのやり取りによっては、

「ちゃんと聞いてもらえるかな」
「言い方を間違えたらわがままだと思われるかな」

と不安になりやすいです。

相談しづらさは、単に勇気がないからではありません。
相談した後にどう受け取られるかが読めないことが、大きな負担になっている場合があります。

みち先輩
みち先輩

相談できない自分を責めなくて大丈夫です。まずは、「何が怖くて話せないのか」を整理するだけでも十分です。

師長に相談しづらい時は、いきなり話しに行くより、相談の中身を小さく分けるところから始めましょう。

相談をためらう理由を3つに分ける

師長に相談しづらい時は、次の3つが重なっていることが多いです。

相談しづらくなる3つの理由

・何をどう伝えればいいか分からない
・相談した後の反応や扱われ方が怖い
・「まだ我慢すべき」と自分で止めてしまう

1. 何をどう伝えればいいか分からない

つらさが大きいほど、かえって言葉にしづらくなります。

・人間関係がつらいけれど、誰の何がつらいのか整理できない
・辞めたい気持ちはあるけれど、今すぐ辞めると決めたわけではない
・異動したい気もするけれど、自分でもまだ迷っている

この状態で「相談しなきゃ」と思うと、話す前に疲れてしまいます。

相談は、結論を決め切ってから行くものではありません。

「まだ整理できていないけれど、今つらいことを共有したい」でも、相談の入口になります。

2. 相談した後の反応や扱われ方が怖い

師長に相談すると、

・職場内で話が広がらないか
・「辞めたい人」と見られないか
・シフトや評価に影響しないか
・相手にされず終わらないか

が気になる人もいます。

とくに、普段から師長とじっくり話す機会が少ない場合は、「相談したらどうなるか」が想像しづらく、余計に怖くなります。

この不安が強い時は、最初から重い結論を伝えるのではなく、

・今の働き方で困っていること
・業務や人間関係で負担が出ていること
・今後について相談したいこと

に分けて話す方が切り出しやすいです。

3. 「まだ我慢すべき」と自分で止めてしまう

看護師の職場では、周りも忙しく働いています。

そのため、

・自分だけ弱音を吐くのは申し訳ない
・もっと大変な人もいる
・この程度で相談するのは大げさかもしれない

と考えて、相談を後回しにしてしまうことがあります。

でも、相談は限界になってからしかしてはいけないものではありません。

むしろ、しんどさが深くなる前に共有した方が、選べる方法が残りやすいです。

職場で悩みを抱え、気持ちが沈んでいる看護師のイメージ
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話す前に整理しておきたいこと

師長に相談する時は、完璧に話す必要はありません。

ただ、少しだけ整理しておくと、気持ちがまとまりやすくなります。

相談前に整理したい4つ

・今、何が一番つらいか
・いつ頃から続いているか
・仕事や生活にどんな影響が出ているか
・今日は何を相談したいか

1. 一番つらいことを1つ選ぶ

悩みが複数ある時は、全部をきれいに説明しようとすると止まりやすいです。

まずは、

・人間関係が一番つらい
・業務量で余裕がない
・今の病棟を続けられるか不安

のように、今いちばん重いものを1つ選ぶだけでも十分です。

2. いつから、どれくらい続いているかを見る

師長に状況を伝える時、

・ここ数週間ずっと続いている
・特定の人と勤務が重なる日が特につらい
・最近は出勤前からしんどい

のように、期間や場面があると伝わりやすくなります。

3. 仕事や生活への影響を書く

つらい気持ちだけでなく、

・報告や相談をためらうようになっている
・出勤前から動き出すのがしんどい
・帰宅後も仕事のことを考え続ける
・眠れない日が増えている

など、実際に出ている影響を整理しておくと、相談の必要性が伝わりやすくなります。

4. 「今日は何をしたい相談か」を決める

相談には、いくつか種類があります。

・まず話を聞いてほしい
・今の状況を共有しておきたい
・異動や勤務調整の可能性を知りたい
・辞めるか迷っている段階で相談したい

最初から結論を出す必要はありません。

「今日はすぐ決めたいわけではなく、今の状態を相談したいです」と伝えるだけでも、話の始まりになります。

みち先輩
みち先輩

相談は、結論を出しに行く場ではなく、「今の状態を共有する場」と考えて大丈夫です。

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師長にそのまま話しづらい時の伝え方

師長に相談する時、最初の一言で詰まる人は多いです。

そんな時は、うまくまとめようとしすぎず、次のような入口で十分です。

切り出し方の例

・少し相談したいことがあるので、時間をいただけますか
・今の働き方について、少し整理したくて話を聞いてほしいです
・人間関係で気持ちがしんどくなっていて、相談してもいいでしょうか
・すぐに結論を出したいわけではないのですが、今の状態を共有したいです

ポイントは、最初からすべてを説明しようとしないことです。

まず「相談の時間をもらう」。
その後に、整理しておいた内容を一つずつ話す。

この順番の方が、突然重い話を切り出すより、自分も落ち着きやすいです。

師長以外の相談先を持ってもいい

師長が相談先になりうる一方で、どうしても直接話しにくい人もいます。

その場合は、師長だけにこだわらなくて大丈夫です。

・主任や副師長
・教育担当や信頼できる先輩
・院内の相談窓口
・職場外の相談窓口

など、先に話しやすい相手へ整理を手伝ってもらう方法もあります。

また、今すぐ退職や異動を決めていない段階でも、外部の相談先を使いながら、

・今の職場で続ける余地があるか
・どんな環境なら続けやすいか
・転職を考えるなら何を優先したいか

を整理することはできます。

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師長に話せないから何もできない、ではありません。話しやすい場所から整理して大丈夫です。

相談しても変わらない時は、次の選択肢も見ていい

相談したことで、

・気持ちを聞いてもらえた
・勤務や人間関係について少し配慮してもらえた
・今後の方向を一緒に考えられた

という変化が出る場合もあります。

一方で、

・相談しても「みんな同じ」と流される
・何も変わらず、つらさだけが続く
・相談後も出勤前の苦しさが強い
・今の職場で続けるイメージが持てない

なら、相談だけで抱え続けず、次の選択肢を見てもよいです。

その時は、

・今の職場で調整を続けるのか
・異動という形があるのか
・職場そのものを変える方が合うのか

を順番に考えていくことになります。

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相談しづらさを抱えたまま、出勤前から涙・吐き気・動悸が出る、眠れない日が続く、仕事や生活への影響が大きくなっている場合は、一人で抱え込まないことが大切です。職場内の相談先だけでなく、外部の相談窓口を頼ることも考えてください。

師長に相談することがゴールではありません。今のつらさを一人で抱えず、次の判断材料を増やすことが大切です。

よくある質問

Q
Q. 師長に相談するほどではない気がして、言い出せません。

A. 相談は限界になってからしかしてはいけないものではありません。人間関係や働き方のしんどさが続き、仕事や生活に影響が出ているなら、早めに共有してよい内容です。

Q
Q. 師長に辞めたい気持ちまで話した方がいいですか?

A. 必ず最初からすべて話す必要はありません。まだ迷っている段階なら、「今の働き方がつらく、今後を相談したい」と伝えるだけでも十分です。結論を出し切ってから相談しなくても大丈夫です。

Q
Q. 師長に相談しても変わらなかったらどうすればいいですか?

A. 相談しても状況が変わらず、つらさが続くなら、主任・教育担当・外部の相談先など別の窓口を使うことも考えてよいです。そのうえで、異動や職場変更も含めて整理していく方法があります。

まとめ:師長に相談しづらい時は、話す前の整理からでいい

師長に相談しづらい時は、

・何をどう伝えればいいか分からないのか
・相談後の反応や扱われ方が怖いのか
・まだ我慢すべきだと自分で止めているのか

を分けて考えてみてください。

相談は、結論を出してから行くものではありません。

今つらいこと。
続けるのが苦しくなっていること。
今後を少し相談したいこと。

それを共有するだけでも、十分に相談です。

まずは、話したいことを小さく整理する。
師長が難しければ、別の相談先も考える。
それでも変わらなければ、次の選択肢を見る。

この順番で大丈夫です。

みち先輩
みち先輩

相談できないまま耐えるより、「今の状態を誰かに共有する」ことから始めて大丈夫です。

話しても変わらない時は、今の職場以外の選択肢を知っておくことも、自分を守る整理になります。

スマホを見ながら今後の働き方を考える女性のイメージ

今すぐ転職を決めなくても、相談しながら条件を整理できる方法や、今より働きやすい環境があるかを知っておくだけで、これからの判断材料になります。

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みち先輩
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ナースの逃げ道 案内役
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