平日休みと家族時間が合わない看護師へ

ナースの逃げ道編集部

平日休みはある。

でも、家族とは休みが合わない。

自分が休みの日は、子どもは保育園や学校、家族は仕事。

家族が休みの土日祝は、自分が日勤や夜勤でいない。

平日に一人で家事を片づけられるのは助かる。

病院や役所に行きやすいのも分かる。

でも、家族で出かける予定がなかなか合わない。

子どもの行事や週末のイベントに参加できないこともある。

「休みはあるのに、家族時間がない」

そんな感覚になることがありますよね。

平日休みと家族時間が合わず、子育てと看護師勤務の両立に疲れる看護師のイメージ
まよいナース
まよいナース

平日休みはあるんですけど、家族とは全然休みが合いません…。子どもと出かける時間も少なくて、この働き方でいいのかなって思います。

先に要点を言うと、平日休みと家族時間が合わない時は、「休みの数」ではなく、「家族と重なる時間」「自分の回復時間」「家事に消える時間」に分けて考えることが大切です。

平日休みにはメリットもあります。

でも、子育て中や家族との予定を大事にしたい時期には、休みが家族と合わないこと自体が大きな負担になります。

この記事では、平日休みと家族時間が合わない看護師さんに向けて、何がつらさの原因なのか、今の職場で調整できること、土日休みや日勤中心の働き方を考える時のポイントを整理します。

この記事で分かること

・平日休みと家族時間が合わない時のつらさ
・休みの数と家族時間は別で考える理由
・平日休みのメリットとデメリット
・家族と話す前に整理したいこと
・土日休みや日勤中心の求人を見る時の確認ポイント

休みはあるのに、家族時間がないのがつらい

看護師のシフト勤務では、平日休みになることがあります。

平日に休めること自体は、悪いことではありません。

病院や役所に行きやすい。

買い物が空いている。

子どもが園や学校に行っている間に家事を進められる。

一人で休める時間がある。

そういう良さもあります。

でも、家族の休みが土日祝中心だと、自分の休みと合いにくくなります。

自分が平日に休んでいる間、子どもは園や学校へ行く。

家族は仕事に行く。

逆に、家族が休みの日に自分が勤務になる。

このズレが続くと、休みはあるのに、家族で過ごす時間が増えない状態になります。

これは、ただの贅沢ではありません。

家庭との両立を考えるうえで、かなり大事な問題です。

みち先輩
みち先輩

休みの日数だけ見ると足りていても、家族と重なる時間が少ないと、満たされにくいことがあります。

子育てと看護師勤務の両立全体を整理したい場合は、子育てと仕事の両立がつらい看護師への記事でも、勤務条件・家庭負担・働き方を分けてまとめています。

平日休みのつらさは3つに分けられる

平日休みと家族時間が合わない時は、「休みが合わない」でひとまとめにせず、何が一番つらいのかを分けると整理しやすいです。

主に、次の3つがあります。

つらさの種類起こりやすいこと
家族時間のズレ子どもや家族と予定が合わず、出かける時間が少ない
休みが家事に消える平日休みが買い物・掃除・片付け・用事で終わる
自分の回復不足家族と過ごす日には勤務があり、休んだ実感が残りにくい

たとえば、平日休みの日に一人で家にいる。

でも、実際には掃除、洗濯、買い物、園や学校の準備、夕食づくりで終わる。

週末に家族で出かけたいけれど、自分は勤務。

子どもの行事や家族の予定も、シフト次第で参加できるか分からない。

この状態だと、平日休みがあっても「休めている」「家族時間が取れている」と感じにくくなります。

子育て中の看護師が勤務条件・家庭負担・働き方を整理する図解

平日休みのメリットも、ちゃんと見る

平日休みがつらい時でも、メリットはあります。

家族と休みが合わないことだけを見ると、平日休みが悪いものに見えてしまいます。

でも、平日休みだから助かっている部分もあるかもしれません。

平日休みのメリット助かる場面
役所や病院に行きやすい子どもの受診、自分の通院、手続きがしやすい
買い物や用事が空いている土日より混雑を避けやすい
一人時間を取りやすい家族が不在の間に休めることがある
家事をまとめて進めやすい掃除・洗濯・買い物を平日に済ませられる
シフトによって予定を入れやすい平日限定の予定や用事に対応できる

平日休みがあることで、生活が回っている部分もあります。

だから、「平日休みは全部ダメ」と決める必要はありません。

大切なのは、平日休みのメリットと、家族時間が合わないデメリットを両方見たうえで、今の自分に合っているかを考えることです。

家族時間が合わないことで起きやすいこと

家族と休みが合わない状態が続くと、少しずつ寂しさや罪悪感がたまりやすいです。

自分だけ家族の予定に参加できない。

子どもが週末に出かけた話をしている時、自分は仕事だった。

家族写真に自分だけいない日が増える。

子どもの行事に行けなかったことを、後から何度も思い出す。

こういうことが続くと、仕事をしているだけなのに、家庭に穴をあけているような気持ちになることがあります。

家族時間が合わない時に起きやすい気持ち

・家族の予定に自分だけ参加できず寂しい
・子どもとの思い出が少ない気がする
・土日勤務のたびに申し訳なくなる
・家族が自分抜きで出かけると複雑な気持ちになる
・平日休みが家事だけで終わってむなしい
・この働き方を続けていいのか迷う

この気持ちは、わがままではありません。

家族時間を大切にしたいから出てくる悩みです。

子どもに優しくできないほど疲れている、家族時間が少ないことで自己嫌悪になる場合は、子どもに優しくできないほど仕事で疲れる看護師への記事も合わせて整理に使えます。

「家族と重なる時間」を書き出してみる

平日休みと家族時間が合わない時は、まず実際にどれくらい家族と重なる時間があるかを書き出してみると分かりやすいです。

休みの日数ではなく、家族と過ごせる時間を見ます。

たとえば、1週間で次のように整理します。

見ること書き出す内容
自分の休み平日休み、土日休み、夜勤明け
家族の休み配偶者の休み、子どもの休み、行事予定
一緒に過ごせた時間夕食、朝の時間、休日の外出、寝る前の時間
家事で消えた時間買い物、掃除、洗濯、通院、手続き
自分の回復時間睡眠、何もしない時間、一人で休めた時間

書き出してみると、「休みはあるけれど、家族と重なる時間がほとんどない」「平日休みが家事で消えていて、自分の回復にも使えていない」と分かることがあります。

逆に、「平日休みは家事に使えているけれど、月に1回だけでも家族予定を確保できれば続けられそう」と見える場合もあります。

大事なのは、なんとなく寂しいで終わらせず、どの時間が足りないのかを見えるようにすることです。

看護師が家族時間・休み・体力・収入の優先順位を整理するシート

家族と話す前に整理したいこと

平日休みと家族時間が合わないことを家族に話す時は、「休みが合わないからつらい」だけだと、何を変えればいいのか分かりにくいことがあります。

話す前に、何が一番しんどいのかを整理しておきましょう。

家族と話す前の整理メモ

・家族と休みが合わず、何が一番つらいのか
・平日休みが家事に消えていないか
・月に何回くらい家族予定を確保したいか
・土日祝に休みたい理由は何か
・収入や夜勤手当とのバランスはどうか
・今の職場でシフト相談できそうか
・働き方を変えるなら何を優先したいか

家族に伝える時は、次のような言い方でも大丈夫です。

家族への伝え方の例

・平日休みはあるけど、家族と休みが合わなくて、子どもと過ごす時間が少ないのが気になっている。

・土日全部を休みたいわけではないけど、月に1〜2回は家族で過ごせる日を作りたい。

・平日休みが家事だけで終わってしまって、休んだ感じも家族時間も少ない。働き方を少し見直したい。

・すぐ転職したいわけではないけど、今のシフトで家族時間が足りているか一緒に考えたい。

家族に話す目的は、今すぐ結論を出すことではありません。

今の働き方で、家族時間がどれくらい足りていないのかを共有することです。

今の職場で相談できること

平日休みと家族時間が合わない時、すぐに転職を考えなくても、まず今の職場で相談できることがあるかもしれません。

もちろん、希望通りにシフトが通るとは限りません。

病棟や職場の人員状況もあります。

それでも、何も言わないままだと、ずっと同じズレが続くこともあります。

相談するなら、次のように具体的にした方が話しやすいです。

相談したいこと伝え方の例
月に1回だけ土日休みを希望したい家族予定のため、月1回だけ土日の希望休を相談したいです
子どもの行事に参加したい園や学校の行事があるため、この日は休みを希望したいです
連休がほしい家族で予定を組みたいので、可能なら連休を相談したいです
夜勤明けと休日の組み合わせを見直したい夜勤明けが家族予定と重なり、回復が難しいです
日勤中心へ変えたい家庭との時間が合わず、日勤中心の働き方を相談したいです

「家族時間がほしいです」だけだと、相談としては少しぼんやりします。

でも、「月1回の土日休み」「子どもの行事」「連休」「日勤中心」など、具体的にすると相手も調整しやすくなります。

保育園送迎やシフトそのものが合わない場合は、保育園送迎と勤務が合わずつらい看護師への記事でも、勤務時間・残業・通勤のズレを整理しています。

平日休みが合わない時のミニチェック

今の働き方を続けるか迷う時は、次のチェックを使ってみてください。

平日休みと家族時間のミニチェック

□ 休みはあるのに、家族と過ごす時間が少ない
□ 平日休みが家事や用事だけで終わる
□ 土日祝の勤務で家族予定を何度も諦めている
□ 子どもの行事に参加できず、後から落ち込む
□ 家族が自分抜きで出かけることが増えている
□ 月1回でも土日休みがあれば気持ちが違うと思う
□ 今のシフトを数年続けるイメージが持てない
□ 家族時間よりも仕事を優先し続けている感覚がある

チェックが多いからといって、すぐ働き方を変える必要はありません。

ただ、休みの数は足りていても、家族と重なる時間が足りていない可能性があります。

この場合は、休日数よりも「どの曜日に休めるか」「家族予定をどれくらい確保できるか」を見直した方がよいです。

土日休みを優先したい時に見る条件

平日休みが合わない状態が続くと、土日休みの職場に変えたいと考えることがあります。

土日休みに近い働き方に変えると、家族予定は合わせやすくなるかもしれません。

ただし、土日休みだけで求人を選ぶと、別のしんどさが出ることもあります。

求人を見る時は、次の条件をセットで確認したいです。

確認したい条件見るポイント
休日完全土日休みか、土曜勤務ありか、祝日はどうか
残業平日夕方に家族時間が取れるか
勤務時間保育園・学校・家族予定と合うか
オンコール土日休みでも呼び出しや待機があるか
給与夜勤や土日勤務がなくなった分、収入が下がるか
急な休み子どもの体調不良に相談しやすいか
仕事内容病棟以外、外来、クリニック、健診など自分に合うか

「土日休み」と書かれていても、祝日は出勤、月に数回土曜勤務、オンコールあり、繁忙期は残業が多いなど、細かい違いがあります。

家族時間を増やしたいなら、土日休みだけではなく、平日の帰宅時間や残業も見ておきたいです。

子育て中に日勤だけへ変えることを考えている場合は、こちらの記事でも条件整理をまとめています。

関連記事
日勤だけに変えたい子育て中の看護師へ
日勤だけに変えたい子育て中の看護師へ

平日休みを続けるなら、家族時間を先に確保する

今すぐ働き方を変えられない場合は、平日休みを続けながら家族時間を少しでも確保する工夫が必要です。

ポイントは、家族時間を余った時間に入れないことです。

余った時間で家族時間を作ろうとすると、仕事や家事に押されて消えやすくなります。

先に、月1回でも家族予定を確保する方が現実的です。

平日休みを続けながら家族時間を作る工夫

・月1回だけでも土日祝の希望休を先に出す
・子どもの行事は早めに勤務希望へ入れる
・平日夕方の短い家族時間を決める
・平日休みの家事を詰め込みすぎない
・家族予定の日は完璧な家事を諦める
・シフトが出たら家族カレンダーで予定を共有する

家族時間は、丸一日のお出かけだけではありません。

一緒に夕食を食べる。

寝る前に少し話す。

近所の公園に短時間だけ行く。

月1回だけ家族で予定を入れる。

小さくても、先に確保しておくことが大切です。

平日休みが続いてしんどい時にやりすぎなくていいこと

家族時間が合わない時ほど、休みの日に頑張りすぎることがあります。

平日休みに家事を全部終わらせる。

家族が休みの日に自分が疲れていても無理に予定を入れる。

勤務後に短い時間でも子どもと遊ぼうとして、さらに疲れる。

もちろん、家族時間を大切にしたい気持ちは自然です。

でも、無理を詰め込みすぎると、自分の回復時間がなくなります。

やりすぎなくていいこと

・平日休みに家事を全部片づけようとする
・家族予定に参加できない自分を責め続ける
・勤務後に疲れていても無理に子ども時間を作る
・土日勤務のたびに罪悪感を抱え込む
・休みが合わない寂しさを一人で我慢する
・収入や職場への遠慮だけで働き方を決める

家族時間を作ることは大事です。

でも、自分の回復時間を全部削ってまで作ると、今度は家庭の中で余裕がなくなります。

家族時間と回復時間の両方を見て、今の働き方が合っているか考えていきましょう。

働き方を見直すなら、家族時間を条件に入れる

平日休みが合わず、今の働き方を続けるのがつらいなら、求人を見る時に「家族時間」を条件に入れてよいです。

看護師の求人を見る時は、給与や仕事内容、夜勤の有無を見がちです。

でも、子育て中や家族時間を大事にしたい時期は、休日の曜日や勤務時間もかなり大事です。

求人を見る前に、次のように条件化しておくと判断しやすくなります。

希望求人で見る条件
家族で土日に過ごしたい土日祝休み、土曜勤務の頻度、年間休日
夕方に家族時間がほしい残業時間、終業時間、通勤時間
子どもの行事に参加したい希望休の取りやすさ、シフトの柔軟性
平日休みを家事だけで終わらせたくない勤務日数、残業、家庭との分担
収入も大きく下げたくない基本給、賞与、手当、夜勤なし後の手取り
急な予定に対応したい子育て中のスタッフの有無、休み相談のしやすさ

家族時間を条件に入れることは、甘えではありません。

長く働き続けるために、家庭が回る条件を考えることです。

求人を見る前に条件を整理したい場合は、こちらの記事も使えます。

関連記事
求人を見る前に決めたい条件
求人を見る前に決めたい条件

よくある質問

Q
Q. 平日休みはあるのに、家族時間が少ないと感じるのはわがままですか?

A. わがままと決めつけなくて大丈夫です。休みの日数があっても、家族と重なる時間が少ないと、家族時間が足りないと感じることがあります。休みの数ではなく、家族と過ごせる時間や自分の回復時間を分けて見ることが大切です。

Q
Q. 土日休みの職場に変えた方がいいですか?

A. すぐに変えると決める必要はありません。まずは、今の職場で月1回の土日休みや子どもの行事の希望休を相談できるか確認してもよいです。それでも家族時間が足りず、今の働き方を続けるのがつらいなら、土日休みや日勤中心の求人を見るのも一つです。

Q
Q. 平日休みのメリットもあるので迷います。

A. 平日休みには、通院や手続き、買い物、一人時間を取りやすいメリットもあります。大切なのは、平日休みが生活を助けている部分と、家族時間が足りない部分を両方見ることです。どちらが今の自分にとって大きいかを整理してみましょう。

まとめ:平日休みと家族時間が合わない時は、休みの数ではなく重なる時間を見る

平日休みにはメリットがあります。

通院や手続きがしやすい。

買い物が空いている。

家事を進めやすい。

一人で休める時間が作れることもあります。

でも、家族の休みが土日祝中心だと、自分の休みと合わず、家族時間が少なくなることがあります。

休みはあるのに、家族で出かけられない。

子どもの行事に参加できない。

平日休みが家事だけで終わってしまう。

そう感じるなら、働き方を見直してもよいサインです。

平日休みと家族時間が合わない時は、休みの数だけでなく、家族と重なる時間、自分の回復時間、家事に消える時間を分けて考えることが大切です。

今の職場で月1回でも土日休みを相談できるのか。

子どもの行事に合わせて希望休を出せるのか。

平日休みを家事だけで終わらせない工夫ができるのか。

それでも家族時間が足りないなら、土日休みや日勤中心の働き方を見てもいいのか。

順番に整理していきましょう。

みち先輩
みち先輩

休みがあるのに家族時間が足りない時は、休みの曜日と使い方を見直すサインです。家族と重なる時間を、条件として考えて大丈夫です。

もし今のシフトでは家族時間がどうしても合わず、家族の予定や子どもの行事を諦めることが続いているなら、求人を見る前に希望条件を整理しておくのも一つです。応募するかどうかではなく、「家族時間が取りやすい働き方があるか」を知るだけでも、判断材料になります。

ABOUT ME
みち先輩
みち先輩
ナースの逃げ道 案内役
夜勤・病棟・人間関係に疲れた看護師さんが、 「辞めるしかない」と決める前に、 今のしんどさを整理できるように案内しています。 働き方を見直したい時、 求人を見る前に考えたいこと、 転職・異動・休む選択肢まで、 焦らず整理するための情報をまとめています。
記事URLをコピーしました